2010年01月10日

虫と蟲

 「虫」という漢字は「ヘビ」をかたどった象形文字で、本来はヘビ、特にマムシに代表される毒を持ったヘビを指して用いられた文字で、その読みは本来「キ」であって、「蟲」とは明確に字源を異にする文字でした。

 「蟲」という漢字は、本来は「生物全般」を示す文字であり、こちらが本来「チュウ」と読む文字です。しかし、漢字の起源である中国においてさえ、かなり早い時期(紀元前と言われる)から画数の多い「蟲」の略字として「虫」が使われるようになり、本来別字源の「虫」と混用される過程で「蟲」本来の生物全般を指す意味合いは失われていき、発音ももっぱら「チュウ」となり、意味合いも本来の「虫」と混化してヘビ類ないしそれよりも小さい小動物に対して用いる文字へと変化していきました。

 ただ飽くまで元々本来の意味合いでは、「蟲」は生物の総称であり、古文書においては
  「羽蟲」(鳥)
  「毛蟲」(獣)
  「鱗蟲」(魚及び爬虫類)
  「介蟲」(甲殻類及び貝類)
  「裸蟲」(ヒト)
などという表現が多く見られ、現代でもその名残は残っており虫偏を持つ漢字には、本来の「蟲」の意味である「生物」の意味あいを持つ漢字も存在します。

 また、架空の神獣である「竜(龍)」に関しても
 虫偏を用いる漢字が散見されます。


(ミズチ、水中に住まうとされる竜、蛟竜、水霊とも呼ばれる)、

(水中に住まうとされる竜、「蜃気楼」は「蜃」の吐く息が昇華してできる現象だと考えられていた)

(にじは天に舞う竜の化身だと考えられていた)

などといった標記が代表的なものです。


 また、学術用語の爬虫類は、種の多い代表的な爬虫類であるトカゲ類をイメージして、「爬蟲類」(這い回る生き物)として命名されたものとういう説と、「爬虫類」(足があり地をつかんで這うヘビ)として命名されたという説があります。

 前者は「蟲」の本来の意味を用いた説であり、後者は「虫」の本来の意味を用いた説ですが、前節でも述べたとおり、これだけ一般的に用いられている学術用語であるにもかかわらず、どちらの語源が正統であるかが明確ではありません。
posted by kk at 08:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

昆虫体験学習館

昆虫体験学習館

佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」にある体験&学習施設。ファーブルの昆虫についての説明や昆虫観察会などを通して、子どもたちが昆虫について学ぶことができる施設です。

長野県佐久市下平尾2681
電話番号 0267-68-1111
期間 通年
休み 無休(昆虫体験プラグラムは別途教材費が必要)
時間 9:30〜17:00(時期により変動あり)
交通 上信越自動車道佐久平PAすぐ
駐車場 駐車場あり(無料)
利用料 大人200円、小人(4〜14歳)100円

posted by kk at 16:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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